[シングルス第1試合] ○李ゼ 6-3,6-2 ●西岡良仁
■広州では最高気温25度を超える日が続いていたが、この日は試合開始時の気温が15度を下回った。「急に気温が下がり、ボールが飛ばなくなった」と西岡。立ち上がりから違和感を持ちながらのゲームとなった。相手の李はフラット系の低い弾道で、コートの中に入ってぐいぐい行くタイプ。球足の速いコート、寒さのために低くなったボールのバウンドと、李のストロークのタイミングがピタッと合った。
■西岡は「ほとんどスピンのかかっていないボールでガンガン打たれると、ボールも弾まないし、持ち上げていかないといけない。寒いとボールが重くなり、持ち上げるのは大変だった。彼に高いところで打たせようと努力したが、その打点でもミスしてくれない。正直、何をしたらいいか分からなかった」と分析した。陣営のアドバイスでペースを変えようと試みたが実を結ばず、フラストレーションも溜まった。
■デ杯では今回の対戦から3セットマッチを採用しており、序盤にペースを握られると、粘り強い西岡でもさすがに厳しい。「良い勉強になった。明日(シングルス第3試合に出場予定)は勝つしかないと思っている。今日以上に気を引き締めて、こういうことがある可能性を(心に)持って臨みたい」。エースが巻き返しを誓った。
(広報委員会)
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