[ダブルス]
〇望月慎太郎/島袋将 4-6、6-4、6-2 ●アキール・カーン/アイサム・クレシ
■当初は望月と綿貫陽介のペアをエントリーしていた日本だが、前夜のシングルス2連勝を受けて、綿貫に替えて島袋の出場を決めた。初めてペアを組む2人は、「昨日のシングルスの試合後、軽くペアリングしたくらい」(島袋)という状況で本番に臨んだ。
■2人のプレーの相性は悪くなかった。「初めてだったので、考え過ぎずに思い切りできた」と望月が言えば、島袋も「僕が作って、望月選手が前で動くというパターンが多かった。お互いの持ち味が出せたダブルスだったかな」と応じた。
■第1セットは先行しながら逆転された。「第1セットは4-2から、少し気持ちが引いてしまったところがあり、チャンスはあったが取り切れなかった」と望月。「プレー自体もコンビネーションも悪くなかったので、第2セットからもポジティブにいった」(島袋)という2人は、第2、第3セットは相手のベテランペアにブレークを許さず、ともに第1ゲームでブレークを奪うなど終始、主導権を渡さなかった。
■岩渕聡監督は、「綿貫はシングルスに専念してもらう形にした方が、(クレシとシングルス第3試合で対戦することになった場合)確実性が増す。島袋も良いプレーをしていたので、ダブルスで勝てるかもと期待していた」と選手交代の意図を説明した。さらに17歳でデ杯デビューを果たした望月には、「緊張していたが、良いプレーをしてくれた。クレシという世界レベルで戦っている相手とのネットの接近戦でもボレーの感覚が良い。ビッグポイントでも勝負強く、ジュニアとは思えないプレーが随所に見られた」と賛辞を贈った。
■望月「相手はダブルスプレーヤーなので、2人で向かっていくだけだと思っていた。第1セットは緊張もあったが、コミュニケーションも良く取れて、ネガティブにはならないでできた。楽しめたのが一番良かった」
■島袋「初めての代表戦ですごく緊張したが、昨日、綿貫選手と内田選手がいい流れを作ってくれたおかげで、僕らもやりやすい形で試合に挑むことができた。その結果、逆転で試合に勝つことができて、対戦にも勝つことができた。本当にうれしい」
(広報委員会)
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