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【2025/2/1】錦織圭が快勝、日本が英国に逆転勝ちでファイナル予選2回戦進出

【2025/2/1】錦織圭が快勝、日本が英国に逆転勝ちでファイナル予選2回戦進出

[シングルス第4試合]
○錦織圭 6-2,6-3 ●ビリー・ハリス

■前日のシングルスは「この半年で一番悪いくらい」の出来だったという。それでもデ杯の試合は待ってくれない。2勝2敗、チームの勝敗がかかる最終試合が錦織の2度目の出番だった。試合は自身のサービスゲームから始まった。開始直後、15-15からの3ポイント目に、トレードマークのバックハンド・ダウン・ザ・ラインを鮮やかに決めた。みずから放つ、戦闘開始を告げる号砲だった。

■前日とは見違えるような積極的な攻撃が続く。攻めは早いが、無理はしない。スライスでペースダウンしたうえで、じっくり組み立てる場面も目立った。錦織が試合を振り返って何度も口にしたのが「あせりすぎない」というキーワードだった。初戦では、デビスカップ独特の緊張に加え、相手の出来の良さに焦りが生じ、「一歩、引いてしまった」。苦闘を招いた原因だ。その反省から「今日はリラックスしてじっくり攻めて、というふうに変えられたのがよかった」。

■技術的な修正も見事だったが、それを導いたのは精神面だろう。「どうにか自分に自信を持たせないといけない」。初戦で抱いた嫌な感じや不安をいかに振り払い、自信を持って臨めるか。「そこが一番難しかった」と明かした。実際、試合前の控え室では「死ぬほど苦しかった」という。それでいながら、精神的に立て直し、これだけのプレーを見せるのだから、恐れ入る。

■強豪国が集う「ファイナル8」で戦いたいというモチベーションもエースを支えた。「日本をどうにかしてファイナルに戻したいという気持ちは、去年から徐々に高くなってきた」という。ケガなどでデ杯に参加できない時間も長かったが、「チームに貢献できる立ち位置に戻ってきたっていうところも踏まえて、このチームで一度、ファイナルに行きたい。若手のためにも、自分のためにも」。そんな思いが錦織を勇気づけ、一夜にして本来の姿を取り戻させた。


■日本の添田豪監督「昨日の1勝1敗は前向きにとらえていた。もちろんどの試合も大事だが、(シングルスでエース同士が当たる)4試合目がキーになると思っていた。良仁が最高の勝ち方をしてくれて、それを見た圭も奮い立って素晴らしいプレーをしてくれた。どの試合も選手が魂を込めて戦ってくれた。その気持ちが伝わり、すごく感動した。イギリスという歴史のあるチームに勝てたことは歴史的快挙だと思う。選手たちには感謝しかない。僕も最高にうれしい」

■英国のレオン・スミス監督「負けるのは大変つらいが、4人がこの1週間にしてきたことは否定できず、非難もできない。素晴らしい態度だった。すべてを出しきってくれた。日本チームは非常に層が厚い。西岡はトップ25に入ったし、錦織はトップ3(※正しくは最高4位)にいた選手。我々も彼らをできる限り追い詰めたが、こういう結果になった」

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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