■デビスカップ by BNPパリバ ワールドグループ・プレーオフ 日本-ブラジルは15日(金)から3日間の日程で大阪市・靱テニスセンターで行われる。14日には市内の大阪迎賓館で組み合わせ抽選を行い、シングルス、ダブルスの出場選手と試合順が決まった。
■初日のシングルス第1試合で日本のナンバーワン、杉田祐一(世界ランキング42位)がブラジルの2番手、ギレルミ・クレザール(同244位)と対戦する。第2試合では添田豪(同139位)がブラジルのエース、チアゴ・モンテイロ(同116位)と当たる。第2日のダブルスではデ杯初出場となるマクラクラン・ベン(ダブルス世界ランク138位)と内山靖崇(同461位)が、ブラジルの強豪ペア、マルセロ・メロ(同3位)、ブルノ・ソアレス(同12位)組に挑む。最終日は初日と対戦相手を入れ替えてシングルスを行い、杉田-モンテイロ、添田-クレザールの順で試合を行う。
■岩渕聡監督は「デ杯では抽選会のときあたりから選手の緊張感がググッと上がってくる。(選手の)状態はよく、チームの雰囲気にもまとまりが出てきている。自信を持って金曜日の試合に臨みたい」と力強く話した。エースの杉田は「しっかり準備ができて、いい状態で来ている。私がナンバーワンとして責任がかかるが、プレッシャーもふまえて準備してきたので大丈夫と思っている。最後まで引くことなく、アグレッシブに攻めたい」と意気込んだ。
■ダブルスで出場する内山は「ブラジルのダブルスはかなりの強敵だが、相手の方がプレッシャーがかかると思うので、僕らは思いっきりプレーして、自分たちらしくできればチャンスが出てくる」と冷静に対戦を見据えた。マクラクランは「初めてのデビスカップだけど、いいプレーをしたい。二人でいいダブルスをして、相手が強いけどチャンスがある」と話した。
■ブラジルのジョアン・スベスチ監督は「デ杯では、メンタルとフィジカルコンディション、5セットマッチを戦い抜く気持ちが重要だ。いい準備をして、コンディションを上げていきたい。どの試合もタフになると思うので、メンタルの準備がより重要になる」と語った。ダブルスに出場するソアレスは「紙の上(ランキング)では我々にアドバンテージがあるが、試合が始まらないと分からない。まずはシングルスで頑張ってもらいたい。日本のペアはあまり知らないが、試合が進むにつれて彼らの戦い方は分かってくるだろう。監督やチームも助けてくれる」とチーム最年長らしく落ち着いて話した。
(広報委員会)