■2023ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridgeのアジア/オセアニア1部の第4日が14日、ウズベキスタンのタシケントで行われた。日本はインドを破って4連勝を飾り2位以内を確定して、今年11月に予定されるプレーオフ進出を決めた。各チームが最終日の1対戦を残して、日本が4勝、中国が3勝1敗、これを追う韓国とインドが2勝2敗となって、日本が韓国、インドに逆転される可能性がなくなった。
■日本は第1試合で、本玉真唯(世界ランク179位)がルトゥジャ・ボセイ(400位)に1ゲームしか与えず、1時間6分で下して先勝した。第2試合の内島萌夏(144位)は、アンキタ・ライナ(221位)に第2セットを奪われたが、最終セットは1-3と先行されながら、ここから5ゲームを連取して逆転した。ダブルスでも青山修子/穂積絵莉組がストレート勝ちして、日本が3-0でインドを下した。
■アジア/オセアニア1部には、日本、中国、インド、韓国、タイ、ウズベキスタンの6チームが出場。総当たりリーグ戦を行い、上位2チームが24年ファイナル予選出場権のかかるプレーオフに進出する。
【第3日の結果】
日本(3勝) 3-0 インド(2勝1敗)
[第1試合]
〇本玉真唯(世界ランク179位) 6-1、6-0 ●ルトゥジャ・ボセイ(400位)
■本玉真唯「2ゲーム目くらいまではすごく緊張していた。フォアが自分のスイングにならず苦しんだが、長い2ゲームを取ったことで緊張もほぐれていつものプレーができた。チームに良い勢いをつけられたと思う」
[第2試合]
〇内島萌夏(144位) 6-2、5-7、6-3 ●アンキタ・ライナ(221位)
■内島萌夏「タフな相手と分かっていたので、気持ちで負けないと意識してやった。テニス的にも初日、二日目より良いプレーができた。どっちに転ぶか分からないタフな試合だったが、勝ち切ることができて良かった。体調が良くなくて苦しかったが、仲間の応援などに助けられて最後まで戦い抜けた」
[第3試合]
〇青山修子/穂積絵莉 6-3、6-4 ●バイデヒ・チョーダリ/サハジャ・ヤマラパリ
■杉山愛監督「本玉選手はずっとこの大会、良い流れでプレーしてくれた。大事な所で締められる気持ちの強さとプレーの好調さが光っている。内島選手は、ウォームアップの時もおなかが痛いということで良い体調ではなかった。厳しい所もあったが、ファイナル1-4となりそうな所を何とか踏ん張った所が勝負の分かれ目だった。最後まで頑張り切れたのは、今後の彼女にとって大きな勝利かなと思う。(プレーオフ進出に)ほっとしているが、ここからだな、というのもある」
中国(3勝1敗) 3-0 タイ(1勝3敗)
韓国(2勝2敗) 3-0 ウズベキスタン(4敗)
(日本テニス協会広報部)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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