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【東レPPO】カロリナ・プリスコバが初栄冠。大坂なおみは優勝を逃す

【東レPPO】カロリナ・プリスコバが初栄冠。大坂なおみは優勝を逃す

【東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント】
(9月17日~23日・アリーナ立川立飛及びドーム立川立飛)

[シングルス決勝]
○カロリナ・プリスコバ(チェコ) 6-4,6-4 ●大坂なおみ

■最初はちょっとした歯車の狂いだった。立ち上がりの2度のサービスゲームでは1ポイントも失っていない。ところが2-2からのサーブでは、ダブルフォールトを含む4本のエラーでゲームを失った。今大会はまだ一度しかブレークを許していなかったが、決勝の序盤に早々とサービスゲームを落としたのは痛かった。大坂はラケットを叩きつけそうになり、なんとか思いとどまった。

■ブレークバックしなくては、という勝利への執念は手に取るように分かったが、思いは届かなかった。結局、一度もブレークポイントを握ることさえできなかった。先行したプリスコバは、終始、プレーに安定感があり、思い切りの良いダウン・ザ・ラインも冴えた。大坂には試合が進むにつれて焦りの色が見え、フラストレーションを溜めていった。第3セット4-3のオンコート・コーチングでサーシャ・バインコーチの助言を受けたが、流れを変えるには至らず、最後は11ポイント連取を許し、敗れた。

■大坂の連勝は自己最高の「10」でストップし、1995年の伊達公子以来の日本選手の優勝はならなかった。これまでになくアンフォーストエラーが増えた理由を聞かれると、「疲れを感じながらの試合だったので、本来ならもう少し体を曲げて(体勢を低くしての意味か)打ち返すべきところが、そうできていなかったのかもしれない」と話した。

■全米からの疲労に加え、ニューヨーク、東京と続いたメディア対応などで息をつく間もなかった。大坂は「すごく早く、多くのものごとが過ぎていった」と漏らした。「これまでにないほどの疲れ」と戦いながらの準優勝は立派な結果だ。落胆の色も見えたが、「全米で決勝まで戦い、この大会でも良いプレーを続けられた。振り返ると自分を誇りに思う」と前を向いた。WTAファイナルズへの出場権を争うランキングでは9月24日時点で3位に浮上、初出場が有望だ。10月下旬に行われるシーズン最終戦で、改めて今の実力を示してほしい。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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