【TOUCH! WOWOW 2015 presents 日清食品ドリームテニスARIAKE】
(28日・有明コロシアム)
■東京・有明コロシアムで5回目となった「ドリームテニスARIAKE」が開催された。2年連続でATPツアー・ファイナルに出場した錦織圭が、昨年の全米オープン決勝で敗れた同世代のライバル、マリン・チリッチと対戦。これを皮切りに、それぞれの選手のコーチであるマイケル・チャンとゴラン・イワニセビッチによる“レジェンドシングルス”、車いすテニス世界ナンバーワンの国枝慎吾と錦織の夢の顔合わせ、トップ100入りを果たしたばかりのダニエル太郎と、若手有望株内田海智のシングルス、最後は錦織/チャン組対チリッチ/イワニセビッチ組のダブルスでエキシビションマッチを締めくくった。
チケットは発売初日に完売。現役選手の鋭いショットもあれば、往年の名選手のコミカルなプレーもあり、屋根を閉めたコロシアムに集まった満員の観客を大いに沸かせた。イベントの収益の一部は、東北テニス協会を通じて東北地方の復興支援にあてられる。また、日本テニス協会から今年も活躍した錦織と国枝らへの表彰も行われた。
■錦織圭のコメント「たくさんのお客さんの前でプレーできてすごく光栄。チリッチとは特別な思いがありますし、やっていて楽しかった。練習と試合の中間なので、試合の中で遊べる場面がある。そういう意味で楽しみながらできた。日本のお客さんにテニスを見て楽しんでもらえたら、特に子供たちに知ってもらえたらうれしい」
■国枝慎吾のコメント「1万人の大観衆の前でプレーするのが一年に一回の恒例になっている。自分も最大限楽しんでいる。お客さんの声を感じると、2020年東京のよいリハーサルになる。車いすテニスを多くの方に見てもらうチャンス。(対戦した)錦織君も難しかったと思うが、いい感じでやってくれた。無我夢中でやっていた」
■マリン・チリッチのコメント「6、7週間前に楽天ジャパンオープンで来たときにも日本のファンに温かく迎えてもらえた。ケイ(錦織)と満員の観客の前でプレーできて、ダブルスもできて、素晴らしく楽しい経験だった。このイベントが伝統として、来年も続いてほしい」
■ゴラン・イワニセビッチのコメント「東京でプレーするのは20年ぶりで、いい思い出もある。1万人の前で楽しくプレーできたし、観客も楽しんでいただけたと思う。ケイはトップ選手として確立した立場でグランドスラムに勝つのも不可能ではない」
(広報委員会)