【ウィンブルドン選手権】
(6月28日~7月11日・ロンドン、英国)
[車いすテニス女子ダブルス決勝]
○上地結衣/ジョーダン・ホワイリー(英国) 6-0,7-6(0) ●コタツォ・モンジャニ(南アフリカ)/ルーシー・シュカー(英国)
■わずか19分で奪った第1セットから一転、第2セットは一進一退の好勝負となった。序盤は不発だったモンジャニとシュカーの思いきりのいいショットが、ウィナーになる。スコアは接近し、1ポイントを巡る攻防も白熱、最初のセットとは別の試合を見ているようだった。地元英国のシュカーへの声援も徐々に大きくなった。3-4からの上地のサービスゲームでは、10分間を超える競り合いの末、ブレークを許す。しかし、すぐに押し戻し、決着はタイブレークに持ち込まれた。上地とホワイリーはここでようやく地力を発揮、7-0と圧倒し、ペアとして5度目の優勝を決めた。
■「パフォーマンスとしては納得いっていないが、もう一度、彼女と一緒にウィンブルドンのタイトルが取れたことはすごくうれしい」。シングルスで初戦敗退していただけに、上地は言葉を選びながら話した。開幕の迫る東京パラリンピックに向け、「ここままでは、とうてい金メダルは取れない」と危機感がある。「残りの期間で何ができるか」。シングルスで不調だったサーブなど、プレーの立て直しが急務となる。
(広報委員会)
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