【全豪オープン】
(1月18日~31日・メルボルン、オーストラリア)
[車いすテニス女子ダブルス決勝]
○上地結衣/マイヨレン・バウス(オランダ) 6-2,6-2 ●イエスカ・グリフィユン(オランダ)/アニク・ファンクート(オランダ)
■ダブルスランキング1位と2位のオランダペアを、3位の上地と6位のバウスのペアが圧倒した。14、15年と連覇を飾ったパートナーのジョーダン・ホワイリー(英国)は、パラリンピックに備えて自国の選手と組んで出場した。これまでバウスと組む機会は少なかったが、このペアでグリフィユン/ファンクートを破ったこともある。グラウンドストロークで粘れるバウスと、動ける上地。ペアのプレーが噛み合い、躍動感が生まれた。
■連係がうまくいった要因を上地が明かした。「プレースタイルが似ている。走って捕って、続けられる。今日の相手に初めて勝った時のパートナーでもある。やり方次第でチャンスはあると思っていた」。
■準決勝で敗退したシングルスの悔しさを、ダブルスの3連覇で打ち消した。「ダブルスは思うようなプレーができている。これをシングルスに持っていけるか」。2年前に単複ともランキング1位の座についたが、現在はシングルス2位、ダブルスが3位。9月にはパラリンピックが控える。試行錯誤の時期を早く脱し、波に乗りたい。
(広報委員会)