English

  • 標準
  • 特大
サイト内検索 検索

お問い合わせ

english

JTA最新レポート

【四日市チャレンジャー】綿貫陽介が2週連続優勝を果たす

【四日市チャレンジャー】綿貫陽介が2週連続優勝を果たす

[シングルス決勝]
○綿貫陽介 6-2,6-2 ●フレデリコ・フェレイラシルバ(ポルトガル)

■両者は前週の兵庫ノアチャレンジャーでも決勝で対戦、綿貫が2時間53分の接戦をものにした。疲れが溜まる最終週にも同じ二人が決勝に残ったという事実が、綿貫とフェレイラシルバの心技体の充実ぶりを物語る。ただ、6-7、7-5、6-4で決着した兵庫大会とは一転、今度の決勝は綿貫の一方的な勝利となった。

■フェレイラシルバにミスが目立った。届く範囲のボールはすべてねじ込むような、球際の強さが影を潜めた。綿貫がセカンドサーブを積極的に攻めたことで、ポイント獲得率は19%と低調だった。綿貫は大きく開いたスコアについて「彼はインドアに強いイメージがあった。前回(※兵庫は屋内ハードコート)はラリー戦になったときにポイントをとらせてくれなかった。今日は屋外で、風があったり日ざしもあったりで、スコアが離れたところもあったと思う」と分析した。

■一方、綿貫は終始安定していた。その安定感は、丁寧に、ミスをしないように、という守りの姿勢がもたらしたものではない。「とにかく目の前のボールを一所懸命打つことしか考えられなかった。相手は本当にいいプレーヤーで、先を見ると嫌になるような選手なので、目の前の1球を、集中力を高くして、少しでも強いボールを、というイメージでいた」。常に強風が吹く難しい環境で、相手がしぶとい選手だからこそ、「気持ちを切らさず、高い緊張感、高い集中力でプレーできた」ことが勝利をたぐり寄せたのだ。

■リアルタイムで暫定ランクを示すATPツアー公式サイトの「ライブランキング」で145位(日本時間27日17時時点)に浮上した。見えてきた「2桁」をねらって下部ツアーのチャレンジャーでランキングポイントを増やす選択肢もあるが、綿貫はそこを見ていない。「ATPツアーで、レベルが高い人たちとプレーしているほうが絶対、先も見やすい。もちろん勝ったときのポイントも大きいし、モチベーションにもなる」。この4週は2度の優勝に準優勝が1度。ここで得た自信を胸に、本格的にツアーに挑む。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx

ページトップへ

本サイトで使用している画像・テキスト・データ等すべてにおいて無断転載、使用を禁じます。

公益財団法人日本テニス協会
〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4-2
Japan Sport Olympic Square 7階