■車いすテニス男子ダブルスは決勝を行い、眞田卓、ステファン・ウデ(フランス)組が三木拓也、小田凱人組を6-4,6-4で破って優勝した。眞田は単複を通じて四大大会初優勝。
[車いすテニス男子ダブルス決勝]
○眞田卓/ステファン・ウデ(フランス) 6-4,6-4 ●三木拓也/小田凱人
■優勝した眞田のコメント「簡単に勝てる相手ではないと思っていた。ステファンと昨日から作戦を練って、我慢して我慢して相手のミスを誘い、チャンスがあったらウィナーを取っていこうと。長いラリーが続いたが、最後まで集中が途切れることなく、アグレッシブにラリーができた。ステファンが大会を通じて『楽しんでいこうぜ』『スマイルを忘れるな』と言ってくれた言葉が印象に残る。優勝できて、今でも信じられないくらいうれしい。我々は年が上でパワーでも劣るが、強い相手に勝てた。パラリンピックムーブメントをしっかりと伝えられたんじゃないかと思う」
■三木のコメント「眞田さんとウデ選手が僕らの良さを消すことに徹し、僕らのテニスがやりきれなかった。ハイボールを上げて相手のポジションを下げるのは常套手段だが、そこの精度が眞田さんとウデ選手は高い。こちらに転びそうなターニングポイントがいくつかあったが、それが全部向こうにいってしまったのがかなり重かった」
■小田のコメント「いい試合ではあったが、要所要所で自分たちが取りたいところをなかなか取らせてもらえなかった。ウデ選手が僕らをそうさせた部分がある。長年車いすテニスをけん引し、車いすテニスを知り尽くした選手で、経験の差を正直感じた。悔しかったなという気持ちが強い」
(日本テニス協会広報部)
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