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【ウィンブルドン】車いすテニス女子複で上地、モンジャニ組が初優勝

【ウィンブルドン】車いすテニス女子複で上地、モンジャニ組が初優勝

■車いすテニス女子ダブルス決勝で第1シードの上地結衣、コタツォ・モンジャニ(南アフリカ)組は第2シードのディーデ・デフロート、イエシカ・グリフィユン(共にオランダ)組をストレートで下し、優勝した。上地個人ではウィンブルドンで8度目のダブルス制覇、このペアでは初優勝となった。

[車いすテニス女子ダブルス決勝] 
○上地結衣/コタツォ・モンジャニ(南アフリカ) 6-4,6-4 ●ディーデ・デフロート/イエシカ・グリフィユン(共にオランダ)

■優勝の瞬間、上地とモンジャニは感情を爆発させ、笑顔で肩を抱き合った。「二人にとってすごく大きなタイトルだった。純粋にすごく喜べた試合だった」と上地。デフロート、グリフィユン組には全豪の決勝で負けていた。全仏の決勝ではデフロートとアニク・ファンクート(オランダ)のペアに敗れた。相手の棄権を除き、二人は四大大会の決勝で初めて宿敵オランダのペアを破った。

■モンジャニとは「二人でどういうふうにしようかと会話し、高め合いながらプレーができている」と常に感じる。そこが「自分たちの強み」で、なおかつ「パートナーに助けられてるなと思う部分」だという。信頼できるパートナーと、コンビネーションを磨いてつかんだウィンブルドンの初栄冠は格別だった。

■シングルスでは準決勝で敗退、全仏に続き女王デフロートとの対戦機会をつくれなかった。しかし、ダブルスでデフロートと対峙し、「自分の頭の中で組み立てたことがそのままプレーに表現できた」と振り返る会心のプレーもあった。シングルスでは苦渋を味わったが、「良かった点が多かった」とダブルスの好感触で大会を締めくくった。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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