【全仏オープン】
(5月22日~6月5日、パリ・フランス)
■20日に男女シングルスの予選が終わり、1回戦の組み合わせが決まった。日本勢は男子の錦織圭、ダニエル太郎、女子の土居美咲、日比野菜緒、奈良くるみ、大坂なおみの6人が本戦に出場する。日比野、大坂は初出場となる。開幕日の22日には錦織と日比野が登場する。
■男子シングルス第5シードの錦織(ATPランキング6位)はシモーネ・ボレリ(イタリア、同116位)と当たる。対戦成績は錦織の2勝。2014年、15年と2年続けてウィンブルドンで当たり、ともにフルセットで勝っている。14年は3回戦で対戦、第5セット途中で日没順延となり、さらにミドルサンデーの中休みをはさんで「3日がかり」の試合となった。昨年は1回戦で対戦、錦織は前哨戦で左ふくらはぎを痛めており、5セットで辛勝したものの2回戦を棄権した。錦織にとっては因縁の相手とも言える。
■20日に記者会見を行った錦織は「芝に比べ、じっくり自分のテニスができると思う。相手は片手バックハンドなので高いところを狙ったり、しっかり作戦を立てて臨みたい」と話した。クレーコートシーズンに入り、マスターズ1000で2大会連続4強入りなど、好調を維持している。「テニスが安定し、アンフォーストエラーが減っているのを感じている。その中でも攻撃的にできているし、自分の思い描いているテニスに近いプレーができている」と自信をにじませる。
■同91位のダニエルはマルティン・クリザン(スロバキア、同46位)と対戦する。両者は初対戦。女子の土居(WTA38位)は2010年準優勝のサマンサ・ストーサー(豪州、同23位)に挑む。これまでに2度、ともにジャパン女子オープンで対戦し、土居は2連敗している。日比野(同70位)は第6シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア、6位)に挑む。両者は初対戦。奈良(同87位)はデニサ・アレルコバ(チェコ、同68位)と。両者は初対戦。大坂(同102位)はエレナ・オスタペンコ(ラトビア、同36位)との顔合わせ。両者は初対戦。
(※世界ランキングは5月16日付け)
(広報委員会)