■車いすテニスはシングルス決勝を行い、世界ランキング1位の小田凱人が3位のマルティン・デラプエンテ(スペイン)を逆転で下し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。小田は昨年、全仏、ウィンブルドン、全米を制しており、車いすテニス男子では国枝慎吾に次いで史上二人目となる四大大会4連勝となった。
[車いすテニス男子シングルス決勝]
○小田凱人 3-6,6-2,6-2 ●マルティン・デラプエンテ(スペイン)
■準決勝で第1シードのアルフィー・ヒューエット(英国)を破るなど上り調子のデラプエンテを、小田が逆転で下した。第1セットは0-3の立ち上がりだったが、第5ゲーム途中に降雨で中断。リズムに乗れなかった小田には「いい時間の空き」になった。このセットは落としたが、中断を境に、出だしから猛ダッシュのデラプエンテの勢いが止まり、小田は本来のプレーを取り戻した。
■第2セットは相手を圧倒。二度目の降雨中断ののち、最終セットはマーガレット・コート・アリーナに舞台を移してスタートした。その第4ゲーム、小田は6度のデュースの末に相手のサービスゲームを破る。「今日の試合の中で一番、踏ん張るところだった」と振り返ったように、相手を意気消沈させるブレークになった。小田は、3度目のマッチポイントでフォアハンドのウィナーを決めると、両腕を掲げて雄叫びをあげた。
■積極的な攻撃で挑んできたデラプエンテを上回る攻撃力を見せた小田は、52本のウィナーを決めた。「理想とするテニスは自分からウィナーを取っていくこと。ここで(ウィナーを)決めるかっていうタイミングで僕は決めれる人だと思っている。ウィナーを取って勝つのをスタンダードにしたい」と胸を張った。
■昨年の全仏から四大大会のシングルスで4大会連続優勝となった。男子では国枝慎吾しか達成していない大記録だ。次は年間グランドスラム(四大大会全制覇)が目標になる。全豪優勝で、まずは挑戦権を手にしたことになる。開幕前には「勝つのが大前提。負けないのが正義」と話している。「勝ったときは、まず1個積み上がったなという感覚だった」と小田。19歳は、ビッグタイトルをどこまで積み上げるのだろう。
(日本テニス協会)
本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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