[男子ダブルス準決勝]
○オリバー・マラハ(オーストリア)/マテ・パビッチ(クロアチア) 4-6,7-5,7-6(4) ●マクラクラン・ベン/ヤンレナルト・シュトルフ(ドイツ)
■「いっぱいチャンスあった」とマクラクランが悔しがった。5-4からワンチャンスを生かしてブレークに成功、第1セットを先取した。第2セットは相手ペアもギアを上げ、接戦に。5-6で迎えたシュトルフのサービスゲームでブレークを許し、セットオールとなった。両ペアともブレークのチャンスを逃し、決着はタイブレークに。マクラクランのペアは先にミニブレークで先行したが、逆転を許し、初出場で決勝進出の快挙を逃した。
■「勝ちたかったが、うまくいかなかった」とシュトルフ。マクラクランは「最後のポイントも、真ん中かラインに打ったらどうなったか、と考えている。チャンスあったから残念」と悔やんだ。開幕直前にマクラクランが選手専用のウェブサイトでパートナーを募集して実現した即席ペアが、4強進出の大躍進。マクラクランのネットプレーと、シュトルフのサーブ力、リターン力が噛み合ったことが原動力となった。マクラクランが「ヤンが出たいんだったら、また一緒に出たい」というほどの好相性だった。
■昨年の今頃はチャレンジャーを転戦していたマクラクランだが、一足飛びの四大大会4強にも満足はしていない。「もっと勝ちたい。決勝に入るチャンスもあった。毎日練習して、メンタルもインプルーブしたら、もっとチャンスがある」。ダブルスだけでツアーを回る職人は前だけを見ている。
(広報委員会)