■男女ツアーのBNPパリバ・オープン(米国)女子シングルス決勝で、20歳の大坂なおみ(日清食品)が第20シードのダリア・カサキナ(ロシア)を6-3、6-2で破り、ツアー初優勝を飾った。日本女子のツアー大会シングル優勝は、2015年10月の土居美咲(ミキハウス)以来、11人目。女子ツアーで四大大会に次ぐ格付けとなるプレミア・マンダトリーの優勝は日本勢で初めて。
■1回戦で元世界1位のマリア・シャラポワ(ロシア)を破って、大坂の快進撃が始まった。2回戦でも元世界2位の試合巧者、アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)を破るなどして勝ち上がると、準々決勝では第5シードのパワーヒッター、カロリナ・プリスコバ(チェコ)に6-2、6-3と打ち勝った。さらに準決勝では、今年の全豪で完敗した第1シードの世界ランク1位、シモナ・ハレプ(ルーマニア)にも6-3、6-0と快勝した。日本女子が世界1位のプレーヤーから白星を奪ったのは、1996年の伊達公子以来の快挙だった。大坂は16年東レ・パン・パシフィック(東京)に続くツアー2度目の決勝では、同じ97年生まれのカサキナをストレートで破って、初のツアータイトルを手にした。