ここに書かれている解決策は一例として示したものです。RUは以下の解決例を参考にして、大会レフェリーの状況判断に従っていただきますようお願いいたします。 テニスルールQ&Aはこちらから
解決例:両選手の話を引き出し、状況をつかんで判断する。「ノットアップで取れたと思ったけど・・・」と控えめな選手、「絶対・・・」と自信のありそうな選手、「もういいです!」とあきらめる選手、いろいろですが強気で話す選手を優先して判断しないよう気をつける。「100%確信がある」と両者が引き下がらない場合はレットとなる。
解決例: 回数に制限はないが、25 秒を過ぎればタイムバイオレーションの対象となる。ただし、ボールを拾う時間などを考慮する。
解決例: ノットレディでそのサービスをやり直す。
解決例: はっきりとグッドと見たら直ちに「待って下さい」または「コレクション、ボールワズグ ッド」と言って手を上げコートへ入る。「今のボールは入っていました。ポイントをやり 直して下さい」とオーバールールし、1 回目レットでやり直す。エース又は2 回目以 降は失点する。もめだしてから「入っていましたよ」というのは遅すぎるが、見ていた 場所によっては直ぐに入れない場合があるので、遅れてもオーバールールする。 ただし、フットフォールトはコート内に入ってネットポスト当たりに立って取る。
解決例: プレーを止めたレシーバーは失点する。
解決例: 規定の1 回をセットブレークでないタイミングで取るかも知れない、または自分の時間内(エンドチェンジ90 秒、セットブレーク120 秒)で2 回目トイレに行くかも知れないと言う情報をRU 間で共有する。
解決例: その選手がプレーを止めて、ボールマークを見てから「アウト」とコールすることは できる。
解決例: ボールが入ってきたタイミングで目に入った選手はどちら側であってもレットをコー ルできる。気がついても反射的にプレーをした後にコールすることもある。
解決例:両選手が誤って30オールと思い込み1ポイントをプレーしたが、正しくはデュース(40-40)、ディサイディングポイント、レシーバーズチョイスであった場合は、2022年のルール変更により、プレーしたそのポイントが成立し、そのゲームは終了となる。もう1ポイントプレーする旧ルールは廃止された。
解決例: 際どいアウトはコールとハンドシグナルを出すよう選手に伝える。スコアは大声で なくても声に出すと記憶に残るので、独り言のようにでも声に出すように指導する。イ ンプレー中に「カモン」「よっしゃ!」等の声を出す選手には、相手への妨害で失点 する場合があることを伝える。
解決例: サーバーがスコアをコールしてお互いに確認しながらプレーしているかを観察し、コ ールをしていないようならスコアを言うように両選手に伝える。
解決例: 試合中に服装のロゴ違反を見つけたら、レフェリーに報告し、その試合が終わったと きに選手にどのロゴがどのように違反しているかを伝える。
解決例: 立っていても座っていても日傘を差しても担当コートが視界に入り良い仕事ができ れば良い。雨傘を差す状態であればプレーを中断するかどうかを判断する。雨が大 粒でプレーに影響を及ぼす、あるいはケガをする危険がある場合は中断する。両選 手が集中してプレーを続行している場合は様子を見守る。(タイブレーク中など)
解決例: 照明がある場合は点灯を依頼する。照明が無い場合は偶数ゲーム、あるいはセットの終了までプレーを続けてから中断する。
解決例: 近くへ行ってよく観察する。声を出している内容を注意深く聞き、よく聞きとれない時は「応援だけにして下さいね」と声をかける。「足」「前」「せめろ」等の言葉が聞き取れたらコードバイオレーション、コーチングを取る。選手がタオルを置く場所の近くにコーチが座っている場合は少し離れてもらう。
解決例: クレーコートであれば確認のためボールマークを見に相手コートへ行っても良い。砂入り人工芝、ハードコートではロービングアンパイアがアウトの判定をした選手に「ボールとラインの間に空間を見ましたか」など確認をする。
解決例: 急いで選手に駆け寄り状態を聞き取る。「大丈夫ですか」。トレーナーとレフェリーへ連絡し状況を伝え到着を待ちながら選手の近くで様子を観察する。レフェリーとトレーナーと選手の話を聞いて内容を把握しレフェリーの指示に従う。
解決例: どのようなプレースタイルで打ったかを確認し、紛らわしい場合は区別のできるハンドシグナルを決めて見分けられるようにする。紛らわしい手を上げた選手はいつも そのプレースタイルか、一方見間違えてプレーを止めた選手にとっては当然アウトと勘違いするスタイルだったか、確認内容によって、そのポイントはリプレイまたは失点となる。状況によっては「レット」になるケースもあるかもしれませんが、たいていの場合は、どちらかのポイントになります。
解決例: セルフジャッジの試合で声を出すのは、アウト、フォールト、レットなどプレーを止めるときのみ。プレー中に声を出すことはこれらの判定をしたと勘違いされるリスクがあるので、声を出さないことが基本です。どのような声をどのタイミングで出したかを確認し、勘違いが起こったと確かめられれば妨害となり、声を出した選手の失点となる。ただし、返球時に掛け声「えい!」や呼吸音「はっ!」などを出すのは認められる。この声を勘違いした場合は、止めた選手が失点する。
解決例: 公式トーナメントでは試合終了の握手をした時点を試合終了とする。そのため一度終了した試合をもう一度再開することは認められない。試合中であっても、一度合意した事実を蒸し返すことはできない。非公式大会では、いつの時点を試合終了とするかは大会判断となる。
解決例: ロービングアンパイアは、アウトのコールをした2 人にラインとボールの着地点の間に空間を見たか、100%確信があるかを確認する。ボールマークを見て判断することはできないことを説明し、確信がなければインでポイントが成立、確信があればアウトでポイントが成立する。インからアウトに変更する場合、相手選手への妨害とならないためレットにはならない。
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