【全仏オープン】車いすテニスの国枝が2連覇、複も制して単複2冠
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[車いすテニス男子シングルス決勝]
○国枝慎吾 6-1,6-0 ●ステファン・ウデ(フランス)
■試合時間51分でライバルのウデを一蹴、第1セット5-1から7ゲーム連取で
一気に決めた。ラリーが長引いても短いラリーでも、国枝が支配。「やりたいよ
うに持っていけた。気持ちよく戦えた」と王者は満足そうに振り返った。以前、
ウデには自分のサービスゲームで苦戦することも多かったが、この試合は「サー
ブで押して、次で仕留めるパターンでいけた」と危なげなかった。
■これまで34勝9敗、最近は国枝が8連勝していた。国枝対策でオールカーボン
製のハイテク車いすを新調したウデを寄せ付けなかった。「今季は今までのテニ
ス経験で最も充実して、心技体がそろっている。これからも最高の試合が増える
と思う」といつもの力強い言葉が聞かれた。
[車いすテニス男子ダブルス決勝]
○国枝慎吾/ゴードン・リード(英国) 6-1,7-6(1)
●グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/ニコラス・ペイファー(フランス)
(秋山 英宏)
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