書籍名
『 TENNIS P&S教本 』
書籍表紙・解説
テニス指導者は、「テニスはゲームである」ということを理解し、伝えなくてはなりません。ゲームとはサーブ、ラリー、ポイント(得点を得る)の3つの要素です。
ゲームにはルールがあります。そして対戦相手がいてそのどちらかが必ず勝者となり敗者になります。負けることは残念で悔しいことです。特に受け止める心が育っていない子どもにとって、敗者になることは辛いことです。その気持ちに耳を傾けたうえで負けたことは悪いことではないことを伝えましょう。そして、まずルールを守り一生懸命プレーしたこと、良かったプレーを褒めたうえで次に勝つために何をしなくてはならないかを導き、彼ら自身が「なりたい自分」を自ら見つけられる心を育てていきましょう。
指導者は一貫して勝ち負けで評価するのではなく、ゲームに勝つための努力や試み、つまりそのプロセスへの気づきとそれを称える心が求められます。それは、大人に対しても子どもに対しても同じです。
テニスは子どもから大人まで、健常者も障がいのある人も同じコートでボールを打ち合うことができます。また、テニスという共通体験は家族や友達と言葉を越えたつながりや感動を分かち合い、生涯スポーツとして親しむことができます。それを伝えるには入口となる機会作りと指導者の広がりが必要です。
この本では機会作りとなる「テニスイベント」の実施方法から定期的にテニスをする人のためのプログラム例まで、またイベントの企画、進行の具体的なマニュアルを網羅しました。
ご参考にして頂き、指導者皆様のオリジナリティーを発揮してテニスの楽しさを伝える機会作りをお願いしたいと存じます。
主な内容
- 本当の「TENNIS PLAY&STAY」を知る
- 「TENNIS PLAY&STAY」指導ガイド
- 「TENNIS PLAY&STAY」普及イベント 実施ガイド
他、全52ページの構成です
書籍番号
PS_01
一般頒布価格(税込)
1,100円
重量
150g