■2023年以降のデ杯、ビリー・ジーン・キング(BJK)杯新監督が決まり、18日に発表された。デ杯は添田豪監督、BJK杯は杉山愛監督が新たに任につく。現役プレーヤーの添田は、今季限りでの引退を表明した。任期は23年からの2期4年。今年12月に合宿が予定されていて、それが新体制の実質的なスタートとなる。現在の岩渕聡デ杯監督と土橋登志久BJK杯監督は今年3月、今季での退任を表明、日本テニス協会内で後任監督の選考が進められていた。
■添田新監督「トップで戦っている選手はデ杯で優勝する潜在能力がある。僕も優勝という大きな目標に向かって頑張りたい。これからプロになる若い選手については、長期プランを持って、トップで戦っているに選手に追いつき追い越せるようにしていきたい。一日一日頑張っていく」
■杉山新監督「私のころはフェド杯だったが、キャリアを振り返るとかけがえのない経験をさせてもらった。選手、スタッフと良いコミュニケーションを取って、素晴らしいチームジャパン、女子だけでなく男子とも力を合わせて、日本のテニス界を盛り上げていきたい。大きなチャレンジだが、そこにたくさんのエネルギーを注いでいきたい」
■新監督選考は、デ杯・BJK杯の代表戦出場経験、世界ランク100位以内など複数の基準に基づいて候補者を絞り込んだ上で進められた。土橋強化本部長は、添田監督について「意志が固く、デ杯で日本のために熱く戦った闘志が私の記憶に残っている。現役選手とのコミュニケーションにも長けており、代表だけでなくジュニアも含めた全体感を持っている」と選考理由を説明。杉山監督については、「グローバルな視点を持ち、世界のトップで何年も活躍した。その「経験を選手に注ぎ込めば、世界の頂点を目指すチームに出来ると期待している」と話した。
(日本テニス協会広報部)
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