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【全豪オープン】上地結衣が車いすテニス女子シングルスで3度目の優勝

【全豪オープン】上地結衣が車いすテニス女子シングルスで3度目の優勝

■車いすテニス女子シングルス決勝で、第1シードの上地結衣が第2シードのアニク・ファンクート(オランダ)に快勝。全豪では20年以来、3度目の優勝を飾った。上地は月曜日に更新されるランキングで18年6月以来の1位に座につく。

[車いすテニス女子シングルス決勝] 
○上地結衣 6-2,6-2 ●アニク・ファンクート(オランダ)

■ファンクートとの対戦では48勝21敗と大きく勝ち越しているが、相手のスライスや思い切りのいい攻めに手を焼くことが多く、昨年のウィンブルドンでは準決勝で惜敗した。この決勝でも激しく競り合う場面は少なくなかったが、次第にスコアは開いた。第2セット、4-2からの上地のサービスゲームは6度のデュースの末、キープに成功。四大大会決勝で両者が顔を合わせるのは4度目で、過去3回はいずれも上地の優勝だった。今回も、勝負どころを押さえた上地が栄冠をつかんだ。

■完勝にも「サーブで、スピードとか勢いがなかなか出せなくて、彼女にリターンエースを食らう場面も多かった」と課題を上げるのが上地らしさだ。「思うように修正ができなかったところは次の課題というか、納得していない部分でもあります」。

■一方で、試合中、「(内容に)納得はいかなくても、タイトルを取ることや勝ちを伸ばすことにも大きな意味がある」と思えたという。「反省は終わってからいくらでもできる」と気持ちを切り替え、自分を鼓舞しながらポイントを取りにいった。そんな姿勢で勝負に向き合えたことは、一つの発見だったようだ。

■長く女王の座を守ったディーデ・デフロート(オランダ)の故障離脱もあって、月曜日に更新されるランキングで、上地が約6年半ぶりに1位の椅子に座る。念願の1位奪還だが、もちろん満足はしていない。「やりたいことがまだまだたくさんある」と上地。課題を解決するだけでなく、この試合がそうだったように、続けていれば自分の新境地が見える瞬間もある。まだまだ、モチベーションが衰えることはなさそうだ。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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